「今月は指名が多かった気がする」で終わらせると、来月も同じことを言っています。 本指名率は 割り算 1 回で出ますし、上げるためにやることも決まっています。 このページは、個人で指名を取っている女性が、①正しく数える → ②伸びない原因を見つける → ③毎月 5 分で振り返る ところまでをまとめました。
書いているのは予約・顧客・売上管理アプリ「姫カレンダー」の運営です。お店の指名の呼び方や集計のしかたはお店ごとに違うので、お店の数字と合わせたいときはお店の数え方に寄せてください。
「本指名」は、あなたを目当てに来て、あなたを指名したお客様の来店です。ネット指名・パネル指名・フリーで付いたお客様は「それ以外」に入れます。数え方は 2 つあり、どちらも間違いではありません。
例: 予約 40 本、うち本指名 14 本 → 35%。「自分の売上のうち、自分の力で作った分」が見えます。給料の計算に近いので、手取りの見通しと結びつけやすい数え方です。
例: 本指名 14 本、ネット指名・パネル指名 10 本 → 14 ÷ 24 = 58%。「一度付いたお客様が、次はあなた目当てで来ているか」が見えます。新規の入りが多いお店ではこちらが分かりやすいです。
「平均は◯%」という数字は、お店の形・料金・在籍の長さで変わるので、あてになりません。他人の数字ではなく、先月の自分と比べます。見るのは「本数」と「率」の 2 つで、組み合わせで意味が変わります。
| 本指名の本数 | 本指名率 | 何が起きているか | 次にやること |
|---|---|---|---|
| ↑ 増えた | ↑ 上がった | 順調。付いたお客様が戻ってきている | 今のやり方を変えない。来月も同じ記録を続ける |
| ↑ 増えた | ↓ 下がった | 新規が多い月。率が下がるのは自然 | 今月の新規が来月に来るか、を見る(2 週間後のひと言を忘れずに) |
| → 同じ | ↑ 上がった | 出勤や予約が減っただけ。実力は変わっていない | 出勤日数と空き枠の共有回数を先月と比べる |
| ↓ 減った | ↓ 下がった | 常連が離れている。いちばん早く気づきたい形 | 先月来て今月来ていないお客様を名前で書き出す(3 章へ) |
本指名 14 本が「2 人が 7 回ずつ」なのか「10 人が 1〜2 回」なのかで、来月の安心感がまったく違います。前者は 1 人離れると半分になります。本指名の本数 ÷ 本指名のお客様の人数(1 人あたりの来店回数)も月 1 回だけ出しておくと、「新しい本指名を増やす月」か「今のお客様を大事にする月」かが決められます。
接客が下手だから、ではありません。ほとんどは「2 回目につながる仕組み」が無いだけです。上から順に、当てはまるものを 1 つだけ直します。
「本指名が増えた気がする」は、数えていない人の言葉です。予約ごとに本指名かどうかを残していないと、上の表のどの行にいるかが分からず、直す場所も分かりません。まずここから。
連絡先を聞けたかどうかより、「次はいつ会えるか」が伝わったかで 2 回目が決まります。出勤日と空いている時間を伝えないまま見送ると、お客様は次に来る日を自分で決められません。
2 回目に「前に何の話をしたっけ」となると、会話が毎回「初めまして」に戻ります。覚えていてくれた、と思われた瞬間に本指名になるので、ここが抜けると率は上がりません。同じ名字のお客様が 3 人いると、なおさらです。
「今週も出勤してます!来てね」だけの連絡は、来る予定のない人には重く、来る予定の人には要りません。お礼と、前回の話題の続きを 1 行。それだけで印象が変わります。
毎月来ていたお客様が来なくなって 2 か月たってから気づく、が一番もったいない形です。「先月来て、今月まだ来ていない人」を月に 1 回、名前で見られる状態にしておきます。
3 章の原因に対応しています。全部やらなくて大丈夫です。1 つ決めて 1 か月続けて、5 章の数字で確かめます。
「来週は火・金に出ています」の一言があれば、お客様は自分で次の日を決められます。空き枠のリンクや出勤表の画像を渡せるなら、聞かなくても向こうから連絡が来ます。
長く書くより、呼ばれる直前の 30 秒で読める 1 行。「来月の出張の話」「犬の名前はモモ」のように、次の会話の入口だけ残します。フルネームや職業は後から足せます。
翌日はお礼、2 週間後は前回の話題の続き(「出張、無事に終わりましたか?」)。出勤の案内は文の最後に 1 行だけ。「来てね」で始めない。
当日は他の人からも連絡が来るので埋もれます。数日前に「もうすぐですね」の一言の方が覚えていてもらえます。過ぎてしまっても「遅くなったけど」で送る方が、送らないよりずっと良いです。
「いつ空いてる?」に毎回スクショを送り直していると、返事が遅れた分だけ他の予定に負けます。空いている時間を一覧で見せられる形(リンクや画像)を 1 つ用意しておきます。
3〜5 人になるはずです。その人にだけ、前回の話題の続きを送ります。全員に同じ文を送るより、この 3〜5 人に 1 通ずつの方が本指名率に効きます。
月初か給料日に 5 分。見る数字は 3 つだけです。手帳でもメモアプリでもできますが、「本指名かどうか」を予約ごとに残していることが前提です。
本指名 ÷ 予約本数。先月と並べて、2 章の表のどの行かを決めます。
本数 ÷ 人数で 1 人あたりの回数。少人数に偏っていたら、今月は新しい本指名を作る月。
名前で 3〜5 人。この人たちにだけ、前回の話題の続きを 1 通ずつ送ります。
予約を入れるついでに、数字 1〜3 が同じアプリの中で出るようにしてあります。
お客様 9 人までは期限なしで無料です。10 人目からだけ月額になります。
App Store で見る本指名の本数 ÷ その月の予約(接客)本数 × 100 です。たとえば予約 40 本のうち本指名が 14 本なら 35% です。「指名の中での本指名の割合」で見たいときは、本指名 ÷(本指名 + それ以外の指名)で計算します。どちらでもよいですが、毎月同じ数え方で続けることが大切です。
お店の形や在籍の長さで変わるので、他人の数字と比べる意味はあまりありません。比べる相手は先月の自分です。先月より本指名の本数と率が両方上がっていれば順調、率だけ下がっているなら新規が増えた月なので、その新規が次に来るかを見ます。
記録していないことです。誰がいつ来て、何を話したかが残っていないと、2 回目の会話が毎回「初めまして」になり、次の約束もできません。まず本指名かどうかを予約ごとに残し、お客様ごとに「次に話すこと」を 1 行だけ書くところから始めます。
無理に聞かなくて大丈夫です。連絡先を聞くより、自分の出勤日と空いている時間を伝える方が次につながります。空き枠のリンクや出勤表の画像を渡せば、お客様の方から連絡してもらえます。
予約ごとに「本指名 / それ以外」を付けると、カレンダーに「今月 ◯本|本指名 ◯本」が出ます。ダッシュボードでは先月の同じ時点との比較、年次レポートでは月ごとの予約本数と本指名本数が見られます。率(%)は 2 つの数字を割り算してください。お客様の指名種別を「本指名」にしておくと、予約を入れたときに自動で本指名になります。
予約に本指名を付けるだけで、今月の本数・先月との比較・来ていない人が同じアプリに残ります。お客様 9 人まで期限なしで無料。