身の守り方

SNSの写真から身元が分からないようにする(身バレ対策)

公開・姫カレンダー編集部

お客様に見てもらうために SNS を使っている人は多いと思います。一方で「写真から住んでいる場所が分かったらどうしよう」と気になることもありますよね。

この記事では、夜職・ナイトワークで個人で指名を取っている人に向けて、身バレ対策として写真を投稿する前に見るところをまとめました。むずかしい道具は使いません。投稿の前に 1 分、順番に見ていくだけです。

総務省のインターネットトラブル事例集でも、写真の背景から生活の範囲が分かってしまった例が紹介されています(総務省「上手にネットと付き合おう!」テーマ7)。こわがる必要はありませんが、「写真には思ったより情報が写っている」と知っておくと安心です。

写真で見るところ 5 つ

SNS の写真から特定を防ぐために、投稿する前に次の 5 つを見ます。

見るところ気をつけたいこと
窓の外・看板建物の形、駅の名前、お店の看板、電柱の文字
鏡・ガラス・瞳への映り込み部屋の中、自分の顔、一緒にいる人
郵便物・カード・書類の文字名前、住所、会員番号、宛名ラベル
制服・名札・社員証昼の仕事や学校の名前が分かるもの
いつも同じ背景同じ部屋・同じ道で撮った写真が積み重なること

総務省の事例集では、高画質のカメラだと電柱や看板の文字、瞳に映ったものまで読み取れることがあると説明されています。写真を拡大して、端のほうまで見るのがコツです。

見つけたらどうするか

  • 写真を切り取って(トリミング)写したくない部分を外す
  • 撮る向きを変えて、壁や布を背景にする
  • 部屋の写真は、カーテンを閉めて窓の外を入れない

写真の位置情報を外して共有する(iPhone)

スマホで撮った写真には、撮った場所の情報(位置情報)が入っていることがあります。iPhone では、写真を送るときに位置情報を外せます。手順は Apple の「パーソナルセーフティユーザガイド」で確かめたものです(Apple サポート「写真」で位置情報メタデータを管理する)。

共有するときだけ外す

  1. 「写真」で、共有したい写真を選ぶ
  2. 共有ボタンをタップして、「オプション」をタップ
  3. 「位置情報」をオフにする
  4. いつもの方法で送る・投稿する

これから撮る写真に位置情報を付けない

  1. 「設定」を開く
  2. 「プライバシーとセキュリティ」→「位置情報サービス」→「カメラ」の順にタップ
  3. 「しない」をタップ

すでに撮った写真は、写真を開いてその他ボタン →「情報を調整」→「位置情報を調整」→「位置情報なし」で外せます(同じ Apple のページに案内があります)。

位置情報を外しても、背景の景色や建物から場所が分かることはあります。位置情報の設定と、写真で見るところのチェックは、両方そろえて使いましょう。

投稿する時間をずらす

「いま、ここにいます」が分かる投稿は、居場所を知らせることになります。

  • カフェやお出かけの写真は、帰ってから投稿する
  • 出勤前・帰り道の写真は、その日のうちに出さない
  • 毎日同じ時間・同じ場所の投稿が続かないようにする

予約投稿の機能がある SNS なら、撮ってすぐではなく、少しあとに出るように使うのも一つの方法です。

公開範囲と「見つけやすさ」の設定

ストーリーズは見せる相手を選べる

Instagram には、選んだ人だけにストーリーズを見せる「親しい友達」の機能があります。リストは作った本人にしか見えないと案内されています(Instagram 公式ブログ)。私生活の写真は、仕事用のアカウントには出さないか、見せる相手を絞ってから出すと安心です。京都府警察の注意喚起でも、閲覧制限をかけること、自宅など個人が分かる写真や位置情報の公開を避けることがポイントとして挙げられています(京都府警察 SNS の注意(PDF))。

電話番号で見つかる設定を見直す

仕事で電話番号を伝えたことがある場合は、電話番号から自分のアカウントが見つかる設定を見直しましょう。たとえば LINE では「友だちへの追加を許可」をオフにすると、電話番号検索で見つからなくなると案内されています。また、相手のスマホの連絡先から自動で友だちに追加される仕組みも、この設定がオフなら働かないと説明されています(LINE みんなの使い方ガイド「電話番号検索から友だちを追加する」、「端末の連絡先から友だちを自動追加する」)。

ほかの SNS にも、電話番号や連絡先をもとに「知り合いかも」「おすすめ」に表示される設定があることが多いです。画面の名前は SNS の更新で変わることがあるので、各 SNS のヘルプで「電話番号」「見つけやすさ」などの言葉で探してみてください。

投稿前のチェックリスト

保存しておいて、投稿する前に見返せるようにまとめました。

投稿前の 1 分チェック
□ 窓の外・看板・駅の名前が写っていない □ 鏡・ガラスに部屋や顔が映っていない □ 郵便物・カード・名札の文字が読めない □ 位置情報をオフにして共有した □ いまいる場所をリアルタイムで出していない □ 私生活の写真は見せる相手を選んだ

困ったことが起きたときは、ひとりで抱えないでください。緊急でない相談は警察相談専用電話「#9110」、事件や事故など緊急のときは 110 番と案内されています(警察庁「ご意見、各種相談・情報提供等」)。

よくある質問

SNS に投稿すれば位置情報は自動で消えるのでは?

サービスや送り方によって扱いがちがいます。自分で確かめにくいので、共有するときに「オプション」から位置情報をオフにしておくと迷いません。

顔を隠していれば身バレしませんか?

顔を隠していても、背景や持ち物、ほかの投稿との組み合わせから場所が分かることがあります。総務省の事例集でも、顔を隠していても住んでいる地域が分かってしまった例が紹介されています(総務省「気をつけてアップしてたはずなのに」)。

カメラの位置情報をオフにすると困ることはありますか?

これから撮る写真に場所の情報が入らないので、「写真」で撮った場所から写真を探す使い方ができなくなります。場所で写真を探したい人は、カメラはそのままにして、共有するときだけ外す方法が向いています。

前に投稿した写真が気になるときは?

一度に全部やろうとせず、窓の外や郵便物が写っている写真から見直して、非公開にするか削除しましょう。不安なことが続くときは、#9110 などの相談窓口も使えます。

出典