指名・記録の習慣
リピーター・指名客を増やす記録のつけ方 来店の間隔・また来てくれた人の共通点・月末の 3 つの数字
公開・姫カレンダー編集部
「また来てくれる人を増やしたい」と思っても、何を変えればいいのか分からないことがあります。そんなときに役に立つのが、ふだんの記録です。特別な分析はいりません。日付と、少しのメモがあれば十分です。
この記事は、夜職・ナイトワークで個人で指名を取っている人や、サロン・セラピストなど個人で働く人に向けて、リピーター(常連のお客様)を増やすための記録のつけ方をまとめました。来店の間隔、また来てくれた人の共通点、月末に見る数字、来なくなった人に早く気づく方法の 4 つです。
来店の間隔を記録すると見えること
お客様ごとに「来てくれた日」を残しておくだけで、次のようなことが見えてきます。
- 「そろそろ」の時期が分かる:いつも 1 か月おきの人が 2 か月あいたら、連絡の目安になります
- 相手の忙しい時期が分かる:毎年同じ時期に間があく人もいます。その時期は無理に誘わなくて済みます
- 空けておく日を決めやすい:来てくれそうな週に、予定を詰めすぎずに済みます
- ペースを大事にしたほうがいい人も分かる:3 か月に 1 回が心地よい人もいます
間隔は「前回から何日あいたか」を数えるだけです。いつもの間隔の 1.5 倍から 2 倍あいたら、様子を気にかける合図にします。
また来てくれた人の共通点を 3 人分並べる
2 回目、3 回目と来てくれたお客様を 3 人選び、同じ項目で横に並べてみます。3 人だけでも、自分の「得意」が見えてきます。
| 項目 | ゆうさん | けんさん | たくさん |
|---|---|---|---|
| はじめての日に話したこと | 猫の話 | 仕事の愚痴を聞いた | 旅行の話 |
| 2 回目までの日数 | 21 日 | 14 日 | 30 日 |
| お礼の連絡 | 当日・話題入り | 翌日・話題入り | 当日・短文 |
| 来てくれた曜日・時間帯 | 土曜の夜早め | 平日の遅め | 土曜の夜早め |
この例なら、「その日の話題を入れたお礼の連絡」と「土曜の夜早め」が共通しています。次のお客様にも同じことを試してみる、という使い方ができます。
並べるために、お礼の連絡で送った文面も残しておくと便利です。お礼の連絡の書き方はお礼の連絡の例文にまとめています。
月末に見る 3 つの数字
月末に、次の 3 つだけ数えます。
| 数字 | 分かること |
|---|---|
| その月の予約本数 | 全体の量 |
| 本指名の本数 | また選んでくれた人がどれくらいいるか |
| はじめてのお客様の人数 | 新しい出会いが増えているか |
大事なのは、良い悪いを決めることではなく、先月と比べてどう変わったかに気づくことです。たとえば「予約本数は同じでも、はじめてのお客様が減った」なら、新しい出会いの場を少し増やしてみる、という次の一手が見えます。
本指名の本数を予約本数で割ると、本指名率も出せます。数え方の違いや計算のしかたは本指名率の計算方法でくわしく説明しているので、あわせて読んでみてください。
来なくなったお客様に早く気づく
お客様が来なくなったことは、気づいたときには半年たっていた、ということがよくあります。早く気づくために、次の 2 つを習慣にします。
- 月末に「いつもの間隔を過ぎた人」を書き出す:来店の間隔を記録していれば、すぐに分かります
- その人のメモの最後の話題を読み返す:忙しい時期だったのか、何か気になる出来事があったのかを確かめます
書き出した人に、すぐ連絡しなければいけないわけではありません。相手のペースを大事にしつつ、連絡するなら「お元気ですか」くらいの軽いひと言で十分です。久しぶりの連絡の書き方は久しぶりのお客様への連絡(例文つき)にまとめています。
よくある質問
記録は何から始めればいいですか?
まずは「来てくれた日」と「本指名かどうか」の 2 つだけで十分です。慣れてきたら、その日の話題や送ったお礼の連絡を足していきます。メモの項目は顧客メモの書き方も参考にしてください。
共通点を探すには、何人分あればいいですか?
3 人分からで大丈夫です。人数が少なくても、同じ項目で並べると似ているところが見えてきます。月に 1 回、新しく 2 回目に来てくれた人を足していきます。
来店の間隔は、何日あいたら連絡すればいいですか?
人によってペースが違うので、決まった日数はありません。その人のいつもの間隔より大きくあいたときを目安にして、無理に誘わず、気づかいのひと言にとどめるのがおすすめです。
月末の数字が先月より下がったら、どうすればいいですか?
1 か月だけで決めつけず、2〜3 か月の流れで見ます。下がった数字があれば、その月の予定や体調、季節の行事など、思い当たることをひとことメモしておくと、次に同じ時期が来たときの参考になります。